お知らせ・お役立ち情報

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2020.06.22

社内研修

第3回オンライン研修会を開催しました

こんにちは。一志調剤薬局 新町店の薬剤師C.Tです

2020/06/14 14:00-15:00に

zoomを用いた第3回オンライン研修会を開催しました

内容は

「ドーピング相談に関する基礎的事項-スポーツファーマシストでなくても情報収集・指導の流れを知ろう-」です

以下、スポーツファーマシストを「SP」、そうでない薬剤師を「non-SP」と略します

現状、2021年に国内で三重国民体育大会(いわゆる国体)、東京五輪が開催予定となっております。しかし、COVID-19の影響で2020年の鹿児島国体が2021年へ延期するか協議がなされている最中で、もしかすると、三重国体が2022年にずれる可能性が出てくる等、競技の開催予定の目処が立っていない状況ではありますが

開催されるとなれば、ドーピング相談の需要は一層増えることが予想されます。それは、SPが在籍していない(non-SP)薬局においても同様です。例えば、三重国体が開催されれば予想では選手・監督等が2万人以上三重県に流入すると言われています。そうなればアスリートが県内の薬局・ドラッグストアで処方箋応需・薬品購入の機会が増えます。しかし、三重県でSPの資格を有する且つ三重県薬剤師会home pageにて情報公開をしているのは2019/11/22現在で39名と非常に少ない印象を受けます。

SPに関する情報は三重県薬剤師会ドーピング防止相談窓口をご参照ください

ドーピング防止相談窓口

SPだけが相談対応するとなるとかなりの負担となり、相談窓口が破綻しかねません

そこで、私の個人的な考えですが

ドーピング相談は薬剤師であれば誰もが応じないといけないと思っています。なぜなら、薬剤師法第一条にて「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする」と定められているからです。薬事衛生の中には「薬物乱用」というワードもあります。一般的な薬物乱用とは覚醒剤、大麻、麻薬、危険ドラッグ等の薬物が挙げられていますが、広義の薬物乱用は「間違ったくすりの使用」を言います。アスリート本人が知らずに禁止薬物を使用する「うっかりドーピング」も言えば薬物乱用となります。それを未然に防止するのは全て薬剤師の責務と捉えることができると思います。だから、全ての薬剤師にはドーピングに関する最低限の知識を知っておかないといけない。

 

根拠として、薬剤師国家試験でも第100回(2015年)-第105回(2020年)薬剤師国家試験の6回の国家試験の中で4回ドーピングに関する問題が出題されており、「薬剤師になるに於いてドーピングのことは最低限知っておいてくださいね」と試験からメッセージが伝わってきます。

 

そういう想いもあり、私は今回、ドーピングに関する基礎的事項を社内の薬剤師と共有することとしました。non-SPであっても

日本薬剤師会

各都道府県薬剤師会

SP

と薬薬連携をしながらアスリートに情報提供をし、アスリートが安全にフェアに競技に臨んでいただけるよう、適切な情報提供をすることがあたかも一般的な世の中になっていけばいいなと思っています。それを現実化にしていく為には「SPがnon-SPへ持っている限りのスキルを伝え、共有し、あとはインプット→アウトプットをしていく」この繰り返しかと考えています

一般を現実化していく為にこれからも社内で持っている限りのスキルを伝え、共有していきたいと思います。

 

今後も主幹が中心となり「実りのある研修会」を継続して開催できるよう、企画・検討していく次第です。

直近では研修会の他、症例検討会や学会発表の予演会を開催する予定です。
facebookにて都度イベント情報をご確認ください。

薬剤師C.T

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