お知らせ・お役立ち情報

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2020.10.26

社内研修

第10回オンライン研修会を開催しました

10月25日(日)21時より第10回オンライン研修会を開催しました。本日の参加者は15名でした。

早いものでオンライン研修会も今回で10回目となりました。いつも休日の夜分遅くの開催にもかかわらず、たくさんの先生方にご参加いただいています。

今後も当社では社員全体のスキルアップを図り、より一層地域へ貢献できるように、有意義な研修会を企画・立案して皆で研鑽を積み重ねていく所存です。

 

 

さて、今回は【プライマリケア認定薬剤師】である荒木先生より、

「プライマリケア認定薬剤師によるプライマリケア入門講座-第1弾-」と題して

プライマリケアとは何か?という根源的な内容を中心にご講演していただきました。

 

 

「プライマリケア講座」は全3回を予定しています。

今回の研修会を皮切りとして、今後は他の有資格者による専門的な講義も積極的に取り入れていく予定です。

 


★プライマリ・ケアの定義★

プライマリ・ケアは「国民のあらゆる健康上の問題、疾病に対し、総合的・継続的、そして全人的に対応する地域の保健医療福祉機能」と定義されており、実は単なる 1次的な「医療」という概念にとどまらず、社会的処方(Social prescribing)と言われる社会資源の活用や福祉サービスとの連携などを図る。
(講師の資料より抜粋)

 

実は「プライマリケア」の概念は、薬剤師が普段何気なく行っている仕事内容のことを指しています。

つまり、この概念を理解し「プライマリケア」をスキルとして学ぶことで意識して使えるようになるものであり、実践するものである、ということです。

 

我々が常日頃、無意識的に行っている行動や言動、思考、意識、薬剤師としての立ち振る舞いなど

それら全てに該当する内容であると考えられます。

今回は薬剤師業務の原点とも言える内容を、事細かく因数分解し言語化して詳しく解説していただき、我々の仕事の意義を改めて振り返る良い機会となりました。

 


★プライマリ・ケアとはどういった医療か?★
プライマリ・ケアとは、疾患や年齢を問わず患者を総合的に診る医療のことである。普通は風邪を引いたら内科、蕁麻疹ができたら皮膚科というように、専門医がいる医療機関を受診するが同じ疾患でも医師によって医療方法が異なり、症状が悪化するリスクも考えられる。プライマリ・ケアを提供している病院なら、健康相談から緊急を要する手術までさまざまな問題を解決できる。つまり、医療機関を複数受診しなくて済む。 人口減少や高齢化など、日本の医療を取り巻く環境は刻々と変化している。今後は、プライマリ・ケアを受けられる医療機関の需要がますます高まっていくのではないかと考える。(講師の資料より抜粋)

 


★プライマリ・ケアの5つの要素★
プライマリ・ケアは初期対応だけでなく地域の住民のための医療、健康増進や病気の予防を考え、【ACCCA】の理念で活動する。そして、「薬剤師法第一条:薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする」にACCCAの理念を活かして薬剤師の任務を遂行していくことが重要である。
•A : 近接性(accessibirity) •C : 包括性(comprehensiveness) •C : 協調性(coordination) •C : 継続性(continuity) •A : 責任性(accountability)

 

今後はこの【ACCCA】理念を念頭に置き、一人一人が思考を巡らせ、普段薬局に立ち寄っていただいているすべての地域住民の方に対して、1つでも多くのことを還元できるように取り組んでいきます。

そして、このコロナ時代の逆境を糧に、地域の中で身近な存在となれるように、今週開催予定の健康フェスタを含めて、感染対策に十分に配慮しつつ、色々な取り組みを企画していきたいと考えています。

 

薬剤師 y.n

 

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