9月19日（土）13時30分〜14時30分　「第2期 薬学実務実習・総括発表会」を開催しました。

コロナ禍の影響を鑑み、今回はzoomを用いたweb開催形式で発表会を実施しましたが、

大学教員の先生方や、学生指導に携わっていただいた複数の先生方にもご参加いただくことができ、盛況で終えることができました。参加者は（画面表記上）18名でしたが、各端末から複数人が閲覧していることを考えると、実際はかなりの人数の先生方に見ていただけたのではないかと予想しています。

各学生さんが11週間で「どういったことを経験し」「何を学び」「今後どういう薬剤師になっていきたいのか」参加者の皆様へ多少なりとも還元ができたのではないかと思っています。

今期はコロナ禍の影響で、従来予定されていた薬局外実習（津保健所見学、医薬品卸見学、ドラッグストア・OTC研修、薬局製剤、漢方薬局）が全て中止となり、

感染拡大が危惧される状況下での実習開始となりました。厳しい制約の中、当グループの各店舗での実習や在宅訪問、介護施設訪問、学校薬剤師、夜間診療、バイタルサイン測定の実技研修、オンライン研修、スポーツファーマシストの講義、吸入デバイスや自己注射の模擬体験など、可能な限り多くの経験が得られるように実習スケジュールを計画し、実習を行なっていただきました。

ここからは、少し実習生さんに向けたメッセージを記載します。予めご了承ください。

まずは無事に実習を終えられた2名の学生さん、11週間の薬局実習、本当にお疲れ様でした。とても疲れたことでしょう。総括発表を終え、達成感や充実感が得られているでしょうか。お2人共に、大変素晴らしい発表内容であったと感じています。本当にこの短期間で大きく成長されました。

実習では、実際に臨床現場で仕事（実習）をする中で、新たな発見や知識の習得、様々な経験や体験などを通じて有意義な学びが得られたことと思います。

これまで大学で勉強してきた知識が現場でどのように活用されるのか、基礎的知識と臨床現場で必要な知識をどう結びつけていくのか、その辺りに頭を悩ませ、自ら考え、自身の知識不足のように感じられたかもしれません。

しかしながら、

それは決して知識不足なんかではなく、知識の使い方や引き出し方を知らないだけに過ぎません。

次月からは病院実習がスタートします。

薬局実習（11週間）と病院実習（11週間）の長期実務実習期間を通じて、

知識の引き出し方や、これまで座学で勉強してきた知識と現場での知識をリンクさせるような姿勢を持ち

是非とも前向きに実習に向き合っていただければ幸いに存じます。

当グループでは実務実習指導薬剤師が５名在籍していることもあり、今後は定期的に実務実習を受け入れ、

実習生への指導を通じて、たくさん与え、たくさん与えられるような環境を整備していきたいと考えています。

お2人のこれからのご活躍とご健勝を心よりお祈りするとともに、心より期待しています。

応援しています。

薬剤師（実務実習指導薬剤師）　y.n.