令和3年2月14日（日）21時～22時

前回から少し間隔が空きましたが、本日第17回オンライン研修会を開催しました。

夜分遅くの開催にも関わらず、沢山の先生方にご参加いただきました。

Zoomを用いた本研修会を開始して9カ月ほどが経過しました。

各学会や薬剤師会主催の研修会などもweb開催が増えてきており、各自zoomの使用や操作方法にも慣れてきている印象を受けます。開催当初、参加者は画面やマイクを通じて発言することに対して少し抵抗感がある様子でしたが、そういった障壁は徐々に解消されてきているように思えます。

自発的な発言やチャット機能を用いた意見交換や情報共有なども増えてきました。昨年度よりコロナウイルスの影響で多々制限が設けられましたが、その反面でこういったオンライン環境の浸透や適応が得られたのは良い傾向と考えています。今後、様々な用途で応用し積極的に活用していく所存です。

さて、今回の研修では、昨年12月に開催した「みんなの質問に全力で答える会」の第2回として、職場の同僚の薬剤師Oさんに事前に質問事項を用意していただきました。主幹の3人が分担してその質問に関する薬学情報を用意して、日頃、参加者の皆様が現場でどのように対応されているか、どういった点に着目しているかなどご意見をいただきながら、ディスカッション形式での研修会を行いました。

O薬剤師からの質問は

① ステロイド外用薬と保湿剤の混合処方について

② 食物アレルギー誤食時用の抗アレルギー剤

③ 閉塞隅角緑内障と抗コリン薬について

④ 肝機能低下と禁忌・減量について

⑤ インフルエンザウィルスと治療薬について

上記の5題をいただきました。

時間的な都合もあり、今回は①、②、④の3題を中心に取り上げて議論を行いました。画一的な答えがない問いに対して、参加者の知識や経験をもとにディスカッションを通じて考え方や知見などを参加者で共有しました。今後の薬剤師の目指す方向性などを見つめ直す内容や議論も行え、大変有意義な研修会となりました。

私自身も資料作成の中で復習の場をいただき改めて勉強することができましたし、質問者や参加者の双方にとっても知識の共通や日頃のモヤモヤの解消に一役買う良い機会となったのではないでしょうか。

また、第1回と第2回で取り上げきれなかった質問事項については、3月下旬に再度研修の機会を設け、そちらでディスカッションを実施する予定です。

今後も講師と参加者の一方通行型の研修会だけでなく、こうした双方・ワークショップ形式（SGD等）の研修会も織り交ぜながら、職員一同、スキルアップを図っていきたいと考えています。

薬剤師　y.n.