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お知らせ・お役立ち情報
2020.11.10
社内研修
第11回オンライン研修会を開催しました
11月8日(日)21時より第11回オンライン研修会を開催しました。
今回は外部講師として『こうなん薬局』の須藤先生をお招きして、緩和ケアの研修を行いました。
本研修会の主目的の1つとして、地域薬局の連携による横の繋がりの強化、薬局単位ではなく地域単位で、薬剤師が地域住民の方々の健康・薬物治療を支援する体制を構築することを目指しています。
その中、今回須藤先生に上記の趣旨をお伝えしたところ、快く講師をお引き受けしていただき、このような研修会の開催に至りました。須藤先生ありがとうございました。
須藤先生は長らく大学病院の緩和ケアチーム担当薬剤師として、現在は地域の在宅医療を支える薬剤師として、緩和ケアの第一線でご活躍されている先生です。個人的な話になりますが、大学病院では私の2つ年上の先輩薬剤師として各業務や緩和ケア症例の相談など各方面でご指導していただきました。また、私が大学病院で実習生をしていた頃(約10年前)からのお付き合いであり、現在も公私共に大変お世話になっています。
その話はさておき、
今回はその知識と豊富な経験から、緩和ケア領域の疼痛管理について、主にオピオイド製剤の概論から各論まで臨床現場に即した内容を詳しくお話ししていただきました。
《こうなん薬局での無菌調製の様子(薬局内にクリーンベンチを完備)》
薬局で扱える麻薬製剤は病院と比べると少ないのは事実ですが、経口薬はほとんどが使用可能です。
種類や剤形が多種多様であることから、各薬剤の特徴を把握し、医師への根拠のある処方提案や看護師・介護者への情報提供、薬効評価や副作用モニタリングなど、薬物療法の根幹を底からしっかりと支えていけるように、常に知識や情報をアップデートしておくことが重要であると再認識しました。
本日は復習の意味合いも兼ねて基礎的な内容のスライドも多数ご準備していただきました。職員一同、オピオイドに関する知識の確認やアップデートをする良い機会になりました。
今後も私の周囲から少しづつお声がけをさせていただき、徐々にではありますが外部講師をお招きした研修会も社内研修と同時平行で開催していきます。その様子は随時更新します。直近では来年度1月に大学病院の先生をお招きしてご講演を賜る予定です。
様々な障壁はあると思いますが、薬局間だけではなく、病院-薬局の連携も深めてお互い高めあっていける関係性を構築したいと目論んでいます。そして地域の薬剤師が “ONE TEAM” となり地域住民の健康を支えていけるように、地域の薬局間・薬剤師間の連携の充実や知識・経験の共有を図っていきたいと考えています。
(”ONETEAM”という用語を使ってみたかったので強引にねじ込みました。満足しています。)
最後にご協力いただいた『こうなん薬局』様の情報を載せさせていただきます。頼りになる薬剤師の先生方が在籍しています。ぜひお近くにお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。須藤先生にも会えますよ♬
★こうなん薬局★
三重県津市香良洲町にある薬局様です。活動理念として、日常の健康管理から高度薬物治療まで気軽に立ち寄れる健康情報ステーションとして地域の皆様の健やかな生活をサポートすることを掲げられており、地域密着型薬局として在宅医療や介護に積極的に取り組まれています。
こうなん薬局のホームページはこちら ⇨⇨ https://www.konan-pharmacy.jp *要チェックです!!
薬剤師 y.n